第2章

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「何。もう呑んでたの?」 濡れた髪を触りながら聞いてくる。 『お風呂入ったら喉乾いたからね。雅司も呑む?』 ビールを取り出そうと冷蔵庫に向かう。 「いや。風呂入りたいから。後でもらう。」 スーツを脱ぎながら雅司が言った。 『泊まるの?』 「ん。今日は泊まる。」 『今日、彼女は?』 「昨日から友達と旅行行ってて。明日には帰ってくるけど。だから、今日は泊まれる。」 立っている私にキスをしてお風呂場へ向かった雅司。 クローゼットからTシャツを取り出し、買い置きしていた下着も取り出した。 バスタオルの上に乗せて脱衣場のカゴに置いた。 リビングに戻り、テーブルにさっき作ったおつまみを置く。 ソファーに座りテレビをつけた。
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