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「何。もう呑んでたの?」
濡れた髪を触りながら聞いてくる。
『お風呂入ったら喉乾いたからね。雅司も呑む?』
ビールを取り出そうと冷蔵庫に向かう。
「いや。風呂入りたいから。後でもらう。」
スーツを脱ぎながら雅司が言った。
『泊まるの?』
「ん。今日は泊まる。」
『今日、彼女は?』
「昨日から友達と旅行行ってて。明日には帰ってくるけど。だから、今日は泊まれる。」
立っている私にキスをしてお風呂場へ向かった雅司。
クローゼットからTシャツを取り出し、買い置きしていた下着も取り出した。
バスタオルの上に乗せて脱衣場のカゴに置いた。
リビングに戻り、テーブルにさっき作ったおつまみを置く。
ソファーに座りテレビをつけた。
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