プロローグ

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私は私立柳条高校に通う2年黒崎玲夏(くろさきれいか) 私はこの高校の風紀委員長をしているわ 私は高校の風紀を乱す人とおちゃらけた人が大嫌いなの だけど、、、 あいつだけは許せてしまう。確かにひいきをしていると言われるけどやっぱり好きだと許しちゃうんだよね 私には幼なじみが居るのだけどあいつはいつもおちゃらけてていつも皆から好かれてる。逆に私は皆から恐れられてる。いつも無愛想で厳しくておまけに空手有段者であるから皆怖がってあまり喋りかけてはくれない。 だけど 「れ~い~か~」 「きゃっ!急に前に来ないでよ!びっくりするじゃない!」 「ごめん、ごめん。声かけても反応が無かったから」 いつも雪久はそんな私に声をかけてくれる。 「なあ、今日は用事無いだろ?一緒に帰ろうぜ」 「雪には友達が居るんだからその人達と帰ったら、私は今日風紀委員会があるから」 「また?耳にタコが出来るぐらい聞いたぜ?それに今日は委員会無いはずだけど?それに」 「それに、何よ」 「やっと恋人になったのにまだ二、三回しか一緒に帰ってないと思うんだけど?玲夏なにかやましい事でもあるの?例えば誰かを好きになったとか」 「やましい事無いわよ!それに雪以外なんて好きになるわけないから!」 クラスの全員が雪久と玲夏に注目する。それもそうだ、私が大きな声で宣言してしまったのだから 「玲夏、声が大きい!」 「ごめん、本当は雪と一緒に帰りたかったんだけどやっぱり恥ずかしくって」 「恥ずかしいって、仕方ないよ。俺だって恥ずかしいんだからさ」 「雪も?」 「そうだよ。好きな人と一緒に帰ったりするのって本当は恥ずかしいんだよ」 「私達、本当に似てるね」 「そうだな」 「なら、今日は一緒に帰ろ?前みたいに手を繋いでさ」 「だな」 そして今、私達は恋人同士 やっとの思いで届いたこの思い これは私達が恋人同士になるまでのお話
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