第1章
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kenjiと名乗る男から、少しばかり強い調子のメッセージが来る事があっても、純子は全く腹が立たない。 それどころか、本当に小説指導の師を得たようにその言葉を信じ、そして彼の言う通りに毎日執筆を続けようと思えるのだ。 kenjiは言って来た。 「才能には恵まれているのだから、素直にそれを目一杯発揮するように。」
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