第1章
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純子は唇をギュッと噛み、思い巡らした。 今まで、kenjiと言う男の言う事を信じて、 処女作を書いて来た。 それは完結間近であり、文字数も二万字を超えている。 最近では、1日数名ではあるが、決まった閲覧者も確認出来る様になって来た。 80万作近い膨大な数の投稿作品の中から、ほんの僅かでも純子の小説を気に入って読んでくれている人がいる事実。 この事は純子を大いに勇気付けた。
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