第1章

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初めて自分の作品への感想を貰った日、 あの日と同じような緊張と期待の入り混じった気持ちで、その赤く輝くサインを押してみると… 「百合さん、やりましたね、処女作完成おめでとうございます! いやぁ、最後は男としては身につまされたけど、すごく良かったですよ。もしかしたら巷に普通にある話をここまで大きく膨らませるなんて、貴女は本当に凄い才能の持ち主だ。 小説を書くのは初めてだなんて、おっしゃってるけど、本当はプロの作家さんじゃないの? でも、貴女の言う通り正真正銘の初心者だとしたら凄すぎる。 僕は駄文書きの1人として、貴女の才能の前に頭を垂れるしかない、そう、ラストシーンの、あの主人公ように。 kenji」
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