第1章

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夏の間だけ、ジェットのメンバーとして会う仲間。 お姉さんのパトロン1が連れてくる、よく動く若者たち。 その中の一人がなぜか私を気に入ってくれた。 顔が某俳優さんに似ていて、背が高くシュッとしたいい男だった。 ジェットの時だけ会う人だし、何をやってる人かは聞いたことがない。 名前もうる覚えで、彼のことはほとんど知らなかった。 全然興味はなかったのだが、連絡先を聞かれ、彼からよく誘われるようになった。 はじめのうちは、誘われて迷惑ではなかったので、お互い時間が合う時にデートと言うか、食事に行った。 いままで知らなかったお洒落なお店に連れて行ってくれた。 彼は私の名前を知っていて、はじめてジェットで会ったときから気になっていたらしい。 ふーん。 そういうことって、私の中ではあり得ないことだから、不思議だった。
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