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下田が与える快感が、ダイレクトに伝わってきた。それが久しぶりすぎて、腰を何度も浮かせてしまう。両腕を腰の位置で縛られているから余計アピールする形となり、羞恥心を煽られつつも次第に迫りくる絶頂に抗うことが出来なくなってきた。
「やっ…はあ、ぁ、そ、そんなの……っ、ああっ!」
これをあと少し続けられたら、果ててしまうというところまで追い詰められた瞬間、挿れてはいけないところに何かを挿れられ、目を白黒させるしかない。
「くっ、ひぃっ……なに、を――!?」
一気に快感が引いてしまうくらいの、違和感だらけの何か。額に汗がじわりと滲んできた。
「きちんと慣らしておかないと、安田課長が辛くなくて済みますからね。少しだけガマンしてください。その内、すごく善くなりますから」
「そんなのっ、信じら、れ…るワケがな……いだろっ」
表情でこっちの苦痛が手に取るように分かっているだろうに、容赦なくぐりぐりされて、汗と一緒に涙がどんどん流れていった。
「可愛い顔して泣くんですね。しょうがないな、これくらいで勘弁してあげますよ。ガマンしたご褒美に、イカせてあげますね」
下田は自分のモノを取り出し、私のと一緒に弄りはじめる。もともと感じているところに強引に押し付け、擦られるだけで先程まで感じていた苦痛が飛んでいった。
「んぅっ……あ、あっ…もっと――」
逃がした快感を追いかけるように、自ら腰を動かす。卑猥な水音が耳に聞こえているのに、すごいことをしている自分の行動を止めることが出来なかった。
「もっとしてほしいですか? では僕のこと、名前で呼んでみてください。陽成、もっと擦ってくれって。イカせて欲しいって頼んでくださいよ」
「そんなの、はぁ、あっ……無理、だっ」
途端に握りしめられていた力を、ぱっと抜かれてしまった。高められていた快感を失いたくなくて下田に擦りつけたけど、ただそれだけで――
「名前で呼ばないと気持ちイイこと、してあげません」
「下っ…ん、カゲナリお願いだ。私のことをイカせてくれ。お前のそれで、気持ちよくしてほしい」
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