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「大好きなアナタに、そんな風に呼んでもらえて僕は幸せです。さぁ、次は何をお望みですか?」
「カゲナリの手で、気持ちよくしてください。強く握りながらごしごし弄って、私をイカせてほしいです」
普段の自分だったら、こんなことは言わない。いや、言えないハズなのに……酒に酔った勢いなのか、それともコイツに酔っているのか――
「僕が一番欲しかった言葉を言ってくれて、有り難うございます。安田課長のお望み通り、気持ち良くしてあげますからね。さぁ、たくさん感じてください!」
「はぅっ! あっ、あっあぁっ、あ゛あ゛……」
時間が結構経っているというのに、どうして最初の時よりもこんなに感じてしまうんだ?
「すげっ! 感じまくってますね」
「言う、なっ…そんな、こ、と……んぁ、も、もぅ――」
「ご一緒出来ないのは残念だけど、いいですよ。安田課長の顔、見せてください」
「み、見るなっ、ぁ、ん……っ…いっ!」
下田が更に頑張ってくれたお陰で、呆気なく果ててしまった。顔を見られないよう目をつぶり、全力で横を向く。
――久しぶりだからって、これはないだろ……
その後、抵抗するにも息つく暇がなく両足を開かされ、下田にされるがままでいるしかなかった。
「ふぅっ……く、やめ…」
感じたことのない圧迫感に苦痛で顔を歪ませているのにも関わらず、そんなの関係ないとばかりな表情を浮かべる。
「こんなに愛してるのに、分かってほしいっす。安田課長の姿を見て、こんなに感じてるのに」
「お前のっ…愛し方と私の、愛し方は違う……も、ぅ止めっ…て、くれ……」
「なら、僕の愛し方をしっかり教えて差し上げますよ。さぁ、受け止めてください」
イヤな笑みを浮かべた下田にそのまま弄ばれ、愛が分からないまま行為が終わってしまった――
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