プロローグ

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私、園原龍一は一般的な家庭で育ち、一般的な高校を出て一般的な会社に就き、一般的な妻を持ち慎ましく幸せな家庭を築いていた。 しかし時の流れには逆らえず、老いというのは必ずしもやってくる それは皆も同じようにやってくる絶対不変の事 私の生涯は75歳にてその一生を終えた……のだが 何故か私の意識は最期の最後まで消える事は無かった 私の意識は私の元の体を離れると上に上がるわけでもなく、ただ一人の男性に 思いっ切り握り締められた、いやそれはもう千切れるかと思った、内心結構焦った
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