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…………………意識がはっきりしてくる…………
ふと目を開けると白い空間が目に入る
「いや、何が何だか分かんねぇよ」
ここで俺は不意に気付いた
〔声…若い時の口調…どういうことだ?〕
―君の最も輝いていた時代の姿だよ
俺は咄嗟に身構えた、目の前にいたのは…
俺を思いっ切り握り締めていたあの男だった
それが分かった途端俺はそいつに向かって走り出していた、そして拳を握り締め振りかぶり
「貴様この野郎!」
思いっ切り殴った
男は殴られて数メートル程宙を舞い倒れたが直ぐに立ち上がり、服の埃を払う仕草をすると
「私は滅びぬ、何度でも立ち上がるさ」
「いや、そこでラピ○タアレンジされても…」
呆れた、いや確かにジ○リ良いよジブ○、何回も放送されてたから見て涙した事もあるけど
「逆に問おう、何故殴ったし(。´・ω・)?」
「いやお前俺握り締めてたよね!?くそ痛いから!千切れるかと思ったから!後何その顔すげぇ!」
ペースが崩される…何だこの自由人!
「君はこれから別の世界へと転生することになる」
「いやいきなり話題変えんなよ……え?転生?」
「うむ( *´艸`)」
「うわうぜぇ」
どうやら俺はこいつの気まぐれに付き合うことになりそうだ…
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