第1章

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コックを捻ると弱々しくお湯が出てきた…… 「あれっ?」 更にコックを捻っても水量は変わらなかった。 多少気にはなったが、僕は構わず頭からシャワーを浴び始めた。 シャワーの水がべとついた汗を洗い流して行く…… シャンプーをしようと、ボトルに手を触れた時だった! 「痛っ!!」 頭から体のあちこちに痛みが走った! 僕は何が起きたのか分からずに一瞬、硬直した 。 時間にしたら数秒だったろう…… ふと、腕に視線が行く…… 「!!!」 なんと! 腕に髪の毛の様な物が無数に刺さっている!!! 「う、うわゎゎゎ~!!」
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