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パジャマも亨のを借りて、冷えピタ貼ってもらって。
私が寝てる間にコンビニにでも寄ったのか、ゼリー飲料もたくさん買って来てくれていて……確かに、ひとりでいるよりは心細くない。
「ってか、救急病院でも探すか」
そう言いながら亨が携帯を弄り始めるのを、私は止めた。
「いいよ。明日になっても下がらなかったら解熱剤飲む」
「あほか、その時は休め。水曜までには、治せよ」
「……水曜?」
何かあったっけ、と首をかしげる。
いや、あった。わかってるけど、まさか時間が取れるとは思ってなかったのだ。
「12月、24日!」
私がわかってないと思ったのか、亨がイライラしながら日付を確認する。
わかってるってば。
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