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「卑屈で結構。奴らみたいに無駄に自信持つよりは別にいい」
「ぶれませんな、貴方は」
「(ご主人の過去が過去だからそれも仕方ないギャが……)」
「何か言ったか、ガイラー?」
「いえ、何もギャ」
遠い目をしながら答えるリオ。ブライクはその答えが分かっていたかの様に反応し、ガイラーは思い当たる事を考えていた。
それを見抜かれそうになり、取り繕う。
リオは立ち上がると、タンポポが描かれた四角いロックシードを取り出し、解錠する。
『ロック』
ロックシードが変形し、空中飛行が可能な『ロックビークル』の『ダンデライナー』となり、後部に備え付けられているケースから黒いヘルメットを取り出し、被ってダンデライナーに股がる。
「帰るぞ。二人共」
「了解だギャ」「御意」
ガイラーとブライクはフィフティーンロックシードとカードに戻る。それを確認して、リオはダンデライナーを操作し、空中へ飛び上がり帰路についた。
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