Prologue

3/3
前へ
/101ページ
次へ
「おはよっ!」 「おはよう!」 太陽が輝く朝だけど、まるでその人の周りにだけ星が集まったように、キラキラと光っている。 「今年もよろしくねッ、ひな。」 「うん!」 その笑顔が、私にだけ向けられているということが、たまらなく嬉しい。 その大きな瞳に、私だけが写っていることが、胸をぎゅっと締め付ける。 そう、その人は、私の大好きな人。 世界で一番、好きな人。 私の彼氏は ーー男の娘。
/101ページ

最初のコメントを投稿しよう!

39人が本棚に入れています
本棚に追加