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そう思った私は、志穂ちゃんに止められる前に言おうとした言葉を続けた。
「でも!その前から荻野くんの事知ってたよ!」
「え?」
突然そう叫んだ私に志穂ちゃんも、荻野くんも呆気にとられたような顔をしている。
だけど、内心それどころではない私はさらに続ける。
どうでも良いけど、手汗が半端ない!!
「クラスの子が、カッコいいって騒いでたし、確かに綺麗な顔だなって……でもなんか、いつも同じ顔で能面被ってるみたいとか、志穂ちゃんの話し来てたら、荻野くんって意外と人間らしいなとか……はっ!私ったらまた余計な事を!!!」
そうだった、昔から私、テンパると言わなくてもいい事言っちゃうんだった!
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