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「あ、でも私まだ入ると決めてな――――」
私が荻野くんと握手をしながらそう言おうとしたら、いきなり間に志穂ちゃんが入ってきた。
「はーい。ほたるぅ?今すぐ二人で入部届貰いに行こうか?」
「え?だから私まだ――――」
「ん?なになに?そんなにバスケ部のマネージャーがしたいの?よかったよかった」
そして、拒否をする暇もなく入部届に無言の圧力を掛けられながら名前を書き、あっさりと入部してしまった。
「ほたる、あんた余計なこと言うんじゃないわよ?折角荻野がアンタの入部を認めたんだから。アイツ怒らせたら私に被害が―――ごほんごっほん!プレーに支障が出るから」
「いま、何か違うこと言っていなかった?」
「気のせいよ。それよりほたる、スポドリ作ってきて。」
「あ、はい」
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