prologue

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「重いんだよね」 中学3年生の夏、初めて付き合った彼にそう言われてフラれた。 キスも、手すら繋いだことのない彼にそう言われたのは、付き合い始めて2か月経った頃。 重いって何が? そんなこと、聞けるほど私は図太くなくて。 その言葉は私の心に恋をしてはいけないと言う決まりを作った。 私は、重い恋しか出来ない。 そう思ったら、いつの間にか恋が出来なくなった。
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