第1章

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②『超スパルタ英語講座』 英語講座というと、昔からNHKの教育番組でもかなりありましたが、今までの語学講座の特徴は、とにかく楽しく!コツコツ!まずは興味を持つことから始めましょう!という趣旨のものが多かったと思いますが、語学習得というのは、そんな生易しいやり方ではいつまでたってもコミュニケーションツールとして使えるレベルにはなりません。 日本人の英語学習の一番の問題点は、インプット(情報入力)に対し、アウトプット(情報出力)が極端に少ない点です。そこで、インプットとアウトプットを同時に行う訓練形式でスピードを競いながら語学を習得していくという、新感覚の英語講座を元フィギュア選手の皆さんでやられたら面白いのではないかなぁと思います。 スパルタと言っても、ものすごく難しい事をやるわけではなく、最初は単語レベルから始め、句や節、短文、長文と徐々に長くし、勉強したものを脳に刻み込むような訓練をひたすら繰り返していきます。 具体的にどういう感じでやるかというと、英検3級の問題を例に使うと My mother came back / with many shopping bags / in her hands. まず、こんな感じで短く区切り、区切った部分を10回ずつ発音させ、それを30秒以内に言えるように訓練する。 これができるようになったら、今度は一文を10回ずつ発音させ、それを20秒以内に言えるように訓練する。 簡単な文なので、こんなの簡単と思われるかもしれませんが、設定時間内にやろうと思うとこれが意外と難しいんです。まず、早く言おうとすることで脳が混乱して、口がうまく回らなってしまうんです。 でも、これがきちんとできるようになると、このそれぞれの句と一文が脳にがっちり刻み込まれますので、自分でも、言いたい時にすっと言葉として出てきますし、誰かに言われても、すっと理解できるようになります。
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