2◆In nostalgia

6/36
前へ
/433ページ
次へ
背後から唐突に投げ掛けられた問い。 その声が聞こえた瞬間、奏美の口元がにやりと笑った。 「なっ、なんで……!?」 まだ話の途中。 しかも、私の説得はまだ決着していないはずなのに。 「よぉ、お疲れさん。」 軽いノリで私たちの会話に割り込んできたメガネの男。 その見た目は至って真面目そう。 だけどその口調はとてもチャラくて、あまりにもギャップがありすぎだ。 どうも彼は、生理的に受け付けない。
/433ページ

最初のコメントを投稿しよう!

842人が本棚に入れています
本棚に追加