2◆In nostalgia

17/36
前へ
/433ページ
次へ
手元に用意してあったワイングラス。 そこへ奏美が、自分が手にするビアグラスを手向けてくる。 コツンというグラスの音が合図。 祐輔君の挨拶は、自由奔放な彼女の勢いにすっかり飲まれてしまった。 「乾杯ッ! こちらこそ、今日は本当にありがとう!!」 「今夜は楽しく飲みましょうね!」 次々とぶつかり合う沢山のグラス。 私はその場の流れに合わせ、手向けられたグラスへ乾杯の音を返していく。 「……お疲れ様でした。」
/433ページ

最初のコメントを投稿しよう!

842人が本棚に入れています
本棚に追加