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自分の作品とペンネームが載ったコミック雑誌のページを開き、再度受賞の喜びを噛み締める。
きっかけは基之の一言。
もう10年以上前に描いたものだから、正直受け入れられるなんて思ってもみなかったけど。
「俺がいたからこの話が生まれた。
ちゃんと感謝しろよ?
ってな訳で、明日の弁当に唐揚げ入れて!」
「はいはい。
わかったってば。」
こんな所帯染みた会話も嬉しくて、終始私は笑顔だった。
そして、こんな私たちを取り囲むのはもちろん……――――――
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