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「そうだなー。俺もちゃんと彼女さんと会ってみたいし。
よし、そうと決まれば早速行くか!」
「いや、岡田まだ寝てるし………ぁ。」
驚きの連続過ぎてつい、口が滑った。
やめろ。
両親がにやにや笑ってんのなんかみたくねぇ。
いや、クリスマスに家に泊まってんのは知ってるはずだからあれだけど。
恥ずかしすぎる。
あー、もう。
「あと一時間待って。
岡田に聞いてみるから」
「おー」
「はいはーい。ついでに何食べたいか聞いといてねー。」
「分かった」
取り敢えず冷蔵庫に入ってたクッキーと水のペットボトルをもって自分の部屋へ。
気のせいだ。
リビングから『明日お赤飯炊こうかー』何て聞こえんのは。
絶対に気のせいだ。
疲れた。
異様に疲れた……。
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