ふわふわ……って、なんだ?

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ーーーーーーーーーーー ーーーーーー もうすぐ一時間がたつので、取り敢えず岡田を起こしにかかる 「岡田ー、起きろ」 「んー」 「岡田」 「おき、た」 いや、寝てんだろ。 いつにも増してぽやぽやしてる。 ヤバイ。 この状態の岡田を親に会わせていいのか……? まぁ、取り敢えず岡田の意見を聞かねば。 ベッドにもぐって服を着てる岡田に、毛布越しに声をかける。 「岡田」 「ん?」 「うちの親が一緒に飯いかないかって。嫌ならいいんだけど………。」 「うん、分かったぁー。家に電話するー」 ・・・早すぎるだろ。 もうちょっと悩まなくていいのか? もぞもぞとして、ベッドから出てきた岡田はかなり眠そうで。 そう言えば、今日岡田のクラス課題が多かったって言ってたな。 あんまり寝てないのかもな。 そこにがっついた俺……かなり自制してるんだけどな。 観察してる間に、岡田は自分の家に電話を掛けてて。 「うん……うん、橘と、パパさんママさんとご飯……え?寝てないよ、起きてる……」 あ、ダメだこりゃ。 岡田にジェスチャーを送って、電話を変わってもらう。 岡田のお母さんに許可をとっている間にも、座った状態のままこっくりこっくりしてるし。 「岡田、許可もらったから」 「……ぅん」 「眠いなら無理して飯いかなくても……」 「んー、一緒にいってみたい」
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