第十六章 邂逅

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「これなら私でも属性や魔力量を測ることが出来ます。葵さんは風、雷、光、治癒、空間をもっているみたいです。魔力量は20万ほど。平均的に見ればずいぶんと優秀ですね」 「そうなの?いまいちピンと来ないけど」 「あー、魔法の説明とかしてないからな」 説明した。 「なんとなくだけど、わかった。駆や竜馬はどんな感じなの?教えて」 と葵が尋ねてきたので 「俺は火、雷、闇、空間、時、不明一の魔力は300万ほど」 「相変わらずわかってねえのかよ、最後の一つ」 「ウリエルですらわからん属性がわかるか」 実験しようにも試せないわ。 「ま、俺は火、水、風、土、雷、闇、破壊だ。魔力は1600万ほど」 「待て、増えてないか!?」 俺は全然変わらないのに! 「使用量の問題じゃね?俺の方がずっと魔法使うから」 「俺だって結構使うわ」 最近はボックスばっかりだけど。 「私は火、光、時、破壊です。魔力量は測定不能ってことで一つ」 とウリエルも続ける。測定不能て。間違ってない気もするが。 「そういや、リーナは?」 もう焦る必要がなくなったので、部屋にいるはずのリーナを探す。 「リーナならレスティアとかいう子に連れていかれたけど?」 …………リーナぁ。 泣いてる気がしないでもない。なんかすまん………。
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