第一話 始まり

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「で、お前はなんなの?」 俺は今更ながら青年に尋ねる。 青年は頭を横にふる。 「リアクション薄いな、おい。普通はもっと慌てふためくだろうが。 オレは、まあ、神だ。名前はないが、世界の管理を受け持ってる」 好きに呼んでくれ、と青年--自称()神は付け加える。 「………自称じゃねえよ」 「心の中が読まれた、だと………!?」 俺は驚愕した。 「………お前、ホントになんなの?いろんな意味でぶっ飛んでるな」 「で、その神様が俺になんの用なの?実は手違いで--とかだったら蹴り飛ばす」 俺は軽く屈伸をしながら狙いを定める。
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