運命の選択

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「嫁は滅びの力をもつとこの家系の上級悪魔だな」 どっかでありそうだな。てかさっきから何気に 「人の心の中読んでんじゃねぇ!」 「仕方ないよそういう空間にしたんだから、嘘偽りなく答えて欲し かったし。まぁ君の場合そんな事しなくても分かるね」 単純って言いたいのか?子供のなりしてんのによ 「言ってるそばから「わざとだ」そうかい話が進まないから戻すよ 閻ちゃんの娘レイナさんは突然変異種で存在自体が消滅エネルギー で出来ていている。だからいるだけで周りの霊格を削る存在なんだ よね。だから普段は自身の浄化の力で抑えてるんだよ。けど、興奮 するとバランスが崩れて暴走するんだよ色々と」 何それ怖い。歩く爆弾そのままじゃん、あれもし一緒だったら俺 消えてしまうんじゃ…… 「その通り人の霊格なんてレイナが触れると消えてしまう普通は」 「普通は?」 何だろう嫌な予感… 「魂を抜き、耐えうる物体に憑依させ固定。これによりレイナが 近くいても消える事はない。ただ上位の体に魂が入っても、魂が 貧弱だと自分の意思では動く事はない、よって意識はあるが動け ないマネキンが娘の部屋に今の所は5、6体程」 「付け加えると消える事はないって言っても限度があるんだよ。 少しずつ消滅するんだよ。完全に消滅するのに6万年以上だった かな?その間輪廻の輪に入る事が出来ないから転生出来ず、魂が 抜けても、捕まったらまた6万年。良かったね。本当に」 まったくだ。そんな束縛死後ライフとか笑えないだが……ただで さえ3ヶ月監禁されただけで発狂一歩手前だったし考えられんな 本当に選択間違わなくてよかった
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