運命の選択

7/10
前へ
/30ページ
次へ
「それじゃあ説明も終えたし私は本当に帰らないと始末書が凄い 事になるからそれじゃあ…あっ!娘は執念深いから気を付けて」 そう言っておっさんが消えた。これが転移ってやつか? 「さて君はまずレイナさんに見つかっても対処出来るようになら ないといけない」 「興奮した暴走者は見境ないからか?」 ああいった人種は話聞かないで自分の欲求に正直過ぎるし…… 「なんか実感がこもってるね。まぁ今の君のままだとせいぜい攻 撃をかわすのが限界だから、せめて有効な攻撃を身に付ける」 「その方法がスヒィアにあると?」 「もちろんあらゆる“可能性”がある所だからね。魔法を極めれば 神に届く事もあれば、魔武器も宝具、神器クラスになれる可能性 がある」 つまりそこで何か極める事が出来れば、いざって時に役に立つが 問題があるとしたら 「魔法を使った事がないやつがいきなり魔法が使えるか?」 「すぐとはいかないだろうね。練習が必要だから、これあげる」 テッドが手をかざすと手の平からテニスボール位の大きさの光球 が高速で俺に向かって来てぶつかる 「いった…くないな、何した?」 「僕が暇な時に創ったシュミレート空間魔法だよ。表全1500ステ ージで、基礎の基礎から対国クラスの戦闘も出来るよ」
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加