幻王女

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暗い空間抜けたと思ったら 「なんで上空なんだよぉぉ!!」 異世界ライフの最初が空から落下とか笑うしかないな。んな事より このままだと落下地点が森林のど真ん中って事だ。 3階からなら飛び降りて大丈夫だが、今回はそれの何10倍も高いし 身体能力がどれ位上がったか、分からんしこうなりゃあ 「ぶっつけ本番で魔法使うしかないか」 テッドがイメージが大事だと言っていた まずは体内に流れる魔力を手の平に集中、集まったのを球状に変換 反重力の魔法陣を球体に付与……あとは放つだけ 「いっけえぇぇぇ!」 無我夢中で作った球体を地面に向け投げる。投げた直後強烈な光が 辺り一帯を覆う。………まさかミスった? 「はは、よく生きてるもんだ」 勢いをころす事に成功したが出力をミスして50メートル程のクレ ーターが出来てしまった。まぁ生きてるしいいよな。 プルルルル 俺のポケットにある黒のスマホが鳴っていた。いつの間にいれた? とりあえず出てみる事に 「無事か知らんが着いたぞ」 『そりゃよかった。初の魔法の感想は?』 「よく分からん、どう発動したか覚えてない」 もう一度やれって言われても出来る気がしない 『まぁ徐々に覚えていくよ。』 「んで、これで連絡とれるって事を伝えかったのか?」 『それもあるけど、君の事だね。さっきは咄嗟で覚えてないかも だけど脳内検索というのが使えるよ。知りたい事を思い浮かべる とそれに該当する情報が流れてくるから』 『ところでここでは、なんと名乗るんだい?』 名前かどうするか…トオル=リクヤ?いやあいつが俺の名前を知っ る可能性があるし 「トール=ライトニングを名乗るよ」 結局何となく思いついたやつを言ってみた 『ライトニング…大変だけど頑張ってね。それじゃあ最後に黒髪黒 目は目立つから変えといたから。それでは良い異世界ライフを』
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