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てかこのまま話してるとボロ出そうだし
「先輩、俺行きますね。相手待たして臨戦状態になりたくないので」
「そうか、まぁ同じ高校に来る事だし。 “またな"」
「はい、それじゃあ」
一度お辞儀して旧校舎に向かった。
焼却炉に着いた時、腰あたりまであるロングヘアの少女がいた。もしかして
「すいませんこれくれたの君?」
声に気がついて振り向く少女。その瞳が赤く見えたが、すぐに黒になってるから気のせいか?
「はい、来てくれて嬉しいです。あのそれでですね…………………………さい」
少女は段々うつむき気味になってる為最後の方が聞き取れない。
「えっとなんて?」
聞き取れないのは仕方ないから
もう一度聞く事に。
「あの…」
少女は決心が着いたように顔を上げ
「好きです!!貴方の隣にずっといたいです。
だから
死んで下さい」ドスッ
えっ…付き合って下さいじゃないのかよとか頭によぎったが
それよりも重要なのは俺の腹に
刺さった包丁すごく痛い。
てかどっから出した?いやそれより助けを……
「ダメですよ。助けを呼ばせる訳ないじゃないですか」
そう言って青のスマホを取り出す
あれは俺のスマホいつの間に?
「大人しく死んで下さい。でもお仕置きは必要デスヨネ?」
少女は、俺に近ずき腹に刺さってる包丁の柄の部分を掴み
ま、まさか
「やめ…「えいっ」…っ!!」
やりやがったしかも捻りながら抜いたから血が……
やばい意識が……
俺が最後に見たのは、返り血を浴びて嗤う
赤目の少女
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
少女の笑い声は全校舎に響きわったという
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