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目が覚めてまず思った事が
ここどこ?である。
辺りを見渡してみても何もなくて全体的に白で統一
されていて、不気味である。
「マジどこだよここ。それに……治ってるし」
シャツをめくって傷の状態を確かめようにも
刺された跡が見当たらない。それどころか
刺されて真っ赤に染まってるはずのYシャツも元の白のまま
「まさか…夢か?」
「そんな訳ないじゃん」
「…っ!!」
突然知らない声が聞こえたので、振り向くと白髪の男の子いた。
隠れる場所なんてなかったはず……一体どこから?
「誰だ?どこから来た?」
「僕の名前はテッド、神様やってます。どこからって普通に転移で
来たに決まってるじゃん。この空間無駄に広いし」
は?カミサマ?この子供が?冗談はよせし。
なんか色々考えるのは後にしよう。とりあえず
「なぁ神s「テッドでいいよ」…テッド、俺はあの後どうなった?」
「あの後?もちろん君は死んだよ。ただ……」
「ただなんだよ。気になるだろ?」
「まぁ言うより見て貰った方が早いかな」
そう言ってポケットからタブレットを取り出して俺にある画像を
見せてきた。
「おいこれは一体?」
その画像は血だまりに横たわる俺の姿。ただし背中は滅多刺しに
した跡があり、自分の影になって見えずらいが前にあるのは俺の
臓……いややめよう。吐きそうになる
「包丁を抜かれてもあれだけなら、すぐ病院等で治療すれば
本当にギリギリ助かるはずなんだよ。君の幼馴染みなら可能だろ?」
「まぁな俺のスマホ特別でさ、登録されてないやつが触るとナナの
所に連絡入ってサポートして助けてくれるんだよね色々と」
普段は盗撮盗聴に使われてるのに気がついたのが最近なのが泣けた
「君も苦労してるね。話戻すよ?ギリギリといっても8割は助かる
はずだったんだけど、彼女はそれが許せないから君の背中を
何度も何度も刺して、腹を裂いて心臓を引きずり出したんだよ」
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