運命の選択

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「んで決めたはいいけど異世界ってどんなとこなんだ?」 「君が行くとこの名前はスヒィア、魔法が発達した世界だね」 「魔法か…あんましピンとこないな」 「そりゃあそうだろうね魔法という概念が2次元でしかない だろうし」 「まぁな」 「話がまとまったみたいだから私は後始末に帰るよ」 「色々悪いね」 「いいんだ。娘の不手際はもう慣れた。それに今回は無事に回収 出来て安心している」 なんかおっさん一気に老けたな元が渋いからか 「なぁ俺がもし前者を選んでたらどうなってたんだ?てかレイナ? はどういうやつなんだ?」 双方沈黙。なんか地雷踏んだ? えっそんなにヤバい? 「そんな事ないんだ陸谷君。ただうちの娘は普段は大人しいが、 なにか夢中な事が見つかると豹変して目的の為には手段を 選ばなくなる」 「そうそう世界を滅ぼしたり、神殺したり、天界に戦争仕掛けたり」 なんだろえらく物騒だな。あれ?今何気に神殺したって言った? どんだけ上位生命体だよ 「そういう訳じゃないよ。殺したって言っても下級神だし、でも特殊 かもね。煉獄を束ねる存在だし」 「煉獄?何だそれ?」 「天界と地獄の間にあるとこだね。そこにある炎で浄化されれば罪人 でも天界に行ける特別な所でもある。レイナさんはその炎を使いこな す事が出来るんだよ。異常な形で」 「異常な形?」 「うぬ、レイナは母の血を濃く受け継いだ影響で浄化の力とは違う 物に変化したようでな。通常悪しき者を焼ける物なんだが、レイナ の炎は存在を消滅させる物になってしまってな」 全く違うじゃないかよ!! おっさんの嫁何者だよ !?
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