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2015年3月18日に、『相棒・シーズン13』が終了した。
だが、カイトが“ダークナイト”と呼ばれる犯罪者だったのに、これまでの話の中に伏線が無かったことと、杉下右京が全く気付いていなかったということで、視聴者からはバッシングの嵐となってしまった。
けれど俺は、“伏線”については“あった”と考えているんだよね。
相棒11・第一話で右京は初めてカイトと出会ったわけなんだけど、その時からカイトは頭に血が上りやすく、また暴力的だった。
不遜な態度をとる相手に、何度も殴りかかろうともしている。
そしてそこそこ推理力があり、右京の思考を先読みして行動することも出来た。
つまり、右京の裏を掻いて行動することも可能だったんじゃないかと思うんだ。
ただ、右京がそれに気付きながら気付かないふりをしていたというのはおかしいし、全く気付かなかったのは、もっとおかしいけど。
じつを言うと、3代目の相棒が成宮に決まった時、正直言って「犯人役の方が似合う俳優なのに、刑事なんだ」と思ったんだ。
現に彼は他のドラマで何度か犯人役をやっていたし、『金田一少年の事件簿N』でやった高遠遙一は、はまり役だと感じてたし。
彼は、“一見良い人、実は極悪人”という役が出来る俳優だと思うよ。
人間の顔って不思議なもので、“可愛い”“美形”だからって、単純に“良い人”には見えない。
例えば、藤原竜也、佐藤健も“一見良い人、実は極悪人”が演じられる役者だよね。
SMAPの草なぎ剛、香取慎吾もそう。
実際、二人とも“沙粧妙子”のシリーズや“ガリレオ”で犯人役をやっている。
可愛い顔なのに、ニヤリと笑った時の怖さはある意味凄い。
“可愛い”“美形”には入らないけど、同じく“一見良い人、実は極悪人”の役と言えば、小日向文世とか、佐野史郎、渡部篤郎、岸部一徳、香川照之、阿部サダヲ。
一時なんて、佐野史郎が出てるの見たら、その瞬間「真犯人はコイツだ!」って思ったからね(笑)
いずれにしても、演技力があるってことなんだろうな。
逆に、“一見怖い人、実は良い人”が似合う役者というのもあって、亡くなった蟹江敬三、そして“ドクターX”で「顔、怖い~!」と言われていた遠藤憲一が代表格かな。
こっちは演技というより、人柄の良さが出てしまうって感じ?(笑)
という事で、成宮寛貴が“犯人”だった件は「あり!」で(笑)
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