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竜胆「まぁこの馬鹿は放っといてさっさと本題に入ろう」
天童丸「そ…そうだね」
ミュ「ひほっ(酷っ)!」
天童丸「君達にはこれから平和を守ってもらう」
竜胆「おー!面白そうだな!!」
ミュ「………」
何故かミューの目が不満に満ちていた
竜胆「ん?どうしたんだよ、言いたい事があるなら言えよ?」
ミュ「いや…なんかもうそういう歳でもないし……ないなー」
天童丸「昨年までは父さん達がこの任を勤めていた…だけど父さん達が一年前に島を離れてから明らかに島全体の治安が悪くなっている。この意味が解るかい?」
ミュ「誰かがやらないといけない…とか言いたいんでしょ!?だったら兄様がやればいいじゃない!!」
天童丸「僕は父さんからこの現我島の責任者を任せられた、無闇に動く事は出来ない」
ミュ「もういい!聞きたくない!」
ミューは怒鳴り散らすと翼も使わずに走って家から出ていってしまった
竜胆「………」
天童丸「ごめんねリンちゃん…ミューったら君の10倍は生きてるはずなのにまだまだ子供なんだ」
竜胆「でも…」
天童丸「父さんが黙って行ってしまって、それについていく様に母さんも行ってしまって…あの子の中ではまだそれが許せないんだ」
所謂「遅めの反抗期かな」
彼は苦笑いを浮かべてそう表した
天童丸「でもね、父さんも君の師匠も君達がもう一人前になったと思ったから安心して島を離れていけたんだ」
それに気付いていないだけなんだ
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