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人生には取り返しのつかない出来事が数多く存在する。
今、俺が直面していることもおそらくそうだろう。
俺には親しい女性・・まあいわゆる彼女というやつだろうか、そんな存在がいた。彼女とは学生時代からの知り合いで、俺が就職後に大学のOB会で再開。
その後いろいろあって交際、なんていうどっかの漫画でありそうな展開でここまできた。
そんな彼女は俺の支えであり、誇りであり、何よりかけがえのない存在だった。
ところが最近職場での仕事が上手くいかず、生まれつきの勝気な性格のせいもあって、上司や同僚との衝突が増えた。必然的に人間関係は悪くなっていった。
そのどうしようもない苛立ちをあろうことか、俺は彼女へと向けるようになった。
彼女の明るく社交的で、のほほんとした姿に怒りを・・いや、うらやましさだったのだろう。
それが原因だったのかもしれないし、何か別のことがほころびを生み出したのかもしれない。
彼女は・・去っていった。しかも最後は大喧嘩だった。
どんなに後悔しても悪いのは他の誰でもない、自分自身なのだ。
もう、なんだか全てがめんどくさくなってきた。
寝てしまおう、そして忘れよう・・・
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