.:*:。 上司と言う漢(ひと) ・゚:*:・'°☆

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輪の中の(たぶん)部長は、細長い頭なのに、やけに後頭部が大きく、髪は申し訳程度の量が頭頂部を左右に繋ぎ、なんとか襟足に残ってるだけ…… 口には出せないが、お買い物時に読み取り可能なバーコード頭のようだ。 頬はこけ、体は細く随分やつれているようにも見えるが、腹はぽっこりと膨らんでいる。 両方の鼻の穴から立派な鼻毛が生え、さながら筆が飛びしたようだ。 目がくりりっと黒目がちで、うるうると潤んだ子犬のようであり、眉尻が下がり力なく、非力さを感じる表情をしている。 確かに、癒し系で守ってあげたくもなるこまったちゃん系統の顔をしているかもしれない。 そう、パッと見た目はこんな感じだ。 あと特筆すべき点は…… 身長が70cmくらいと言うことくらいか。 いや、世の中広いんだ。 背の高い人がれば、小柄な人だって…… 「さ…佐々木大悟です。よ……よろしくお願い致します!」 僕は色々気になることがありすぎて茫然としていたが、先輩の咳払いの後の皆の視線が怖くなり、慌てて挨拶をした。
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