.:*:。 上司と言う漢(ひと) ・゚:*:・'°☆

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「佐々木くんか……若くていいのね。私も君みたいな頃があったけど、随分昔になるのね」 「部長はまだまだお若いです」 「そうですよ、まだ今年40じゃないですか」 「照れるのね♪」 頭をガシガシ掻いている部長は、どう見ても25歳以上上と言われても納得しそうな老け顔に見える。 「さあ、中に入るのね。仕事なのね」 部長はパンパンと手を叩く。 「佐々木くん、ウチの部署は仕事はペア制度をとってるのね。でも…今は奇数だから……そうだ、私とペアになるのね。それがいいのね」 “どよっ”と一瞬でどよめいた。 先輩方は『それはマズイです』『それなら部長は私と』『いや、私と!』と、また大騒ぎだ。 「もう決めたのね。一年間はこれでいくのね」 『チッ!』と舌打ちと、恨みがましい視線が僕に注がれる。 (何がどうして初日からこんな……) よく理解できないまま、僕は部長とペアで仕事をすることになった。image=495146316.jpg
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