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「部長ぉぉ~っ!!」
「こんなことになるなら、部長をお迎えに行くんだったぁぁ~」
膝から崩れ落ち、悔しそうに床を叩く先輩に、『それなら俺もだ』と別の先輩が声をかけ二人で抱き合う。
「あのぅ……」
まわりの様子についていけず、僕は堪らず側の先輩に声をかけた。
「佐々木、君は社長に今すぐ連絡を!急げ、我が社始まって以来の一大事だ」
意味がわからないまま、僕は急いで社長室に行こうと扉を開き、何かにぶつかった。
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