.:*:。 上司と言う漢(ひと) ・゚:*:・'°☆

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「あいたたた…」 「ぷぎゅ~ぅぅ……」 ぶつかった拍子に倒れた僕の腹の下から、変な動物の呻き声らしき声が聞こえる。 「ひいぃぃぃぃ!?何かいるっ!!」 驚き四つん這いになって逃げる僕の耳に 「「「部長ぉ!!」」」 中から悲痛な声とともに、みんなが飛び出してきた。 「大丈夫ですか?」 「お怪我はありませんか……」 口々に声を掛け(おそらく部長を)取り囲んでいく。 「大丈夫なのね」 「ご連絡がなかったので心配しましたよ」 一同胸を撫で下ろし…… キッと僕を見る。 (うひぃぃぃ!!睨まれてるぅぅ~) 「前を見て歩かずして、いったいどこを見ていたぁ!」 「いえ……ま、前を見て……」 「ならば、何故部長と正面衝突するようなことが起きるんだ!一つ間違えば、部長のお命に関わる事態になっていたんだぞ!」 皆の殺気と怒りっぷりがハンパじゃない。 このままじゃ、僕の命に関わる事態になりそうな不穏な空気が流れる。
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