序章

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「ほぉ~・・・新しい獲物が現れたぜ!!」 「今日は、オレらはついているぜ」 男性は持っていた刀を向く。 「ハァ~・・・その逆だぜ。  お前たちの運のつきだよ」 兵士の1人は男を威嚇するかのように 「立場を分かっていないなぁ!!」と、言い放った。 男性はそんな兵士の言葉に、 面倒くさそうな顔で居た。 「はい、はい・・・」 男の後ろでは一緒に居た、 女はクスッと笑った。 男は呆れた顔で、女の方に少し顔を向けた。 「霞(カスミ)、笑うのは失礼だろう?  これでもこいつだって、真剣に言っているだから」 「あら?ごめんなさい~」 兵士たちは2人の会話で、 自分たちがバカにされた事に腹を立てる。 「てめぇら、なめてのか~!!」 兵士たちは怒りながら、男に挑んだ。 「トキ、どうする?」 「あぁ~・・・オレ、一人でいいや」 霞はすねたを見せる。 「あっ、そう・・・頑張って」 霞は近くにあった木の切り株に腰を下ろした。 挑んできた兵士たちをトキは、 子供と剣術の稽古しているかのように 兵士たちの攻撃を交わしたり、 あえて自分の刀で受け止めた。
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