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｢ほんとにごめんなさいね～
この子、私の娘なの。
私に似ておっちょこちょいな所があって｣
母も申し訳なさそうに、だけど軽く謝ると、中村さんが慌てたように首を振る。
｢春ちゃんも菫ちゃんも謝ったりしなくていいよ！
男は社会に出た瞬間から、おじさんになるんだから｣
中村さんのちょっと強引な言葉に、みんなが少し笑って場が和む
｢...どんな自論ですか、中村さん｣
呆れたようにふっと笑う秋坂さんを横目に
中村さん、ありがとう！
と、この場を救ってくれた中村さんに、届くかわからない感謝の念を心の底から送った。
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