3人が本棚に入れています
本棚に追加
光は完全に不意を突かれたらしく、棒立ちでポカンと立ち尽くふ。
「よっしゃ今のうち!」
四人揃って廊下を走り抜け、階段を駆け上がる。
重たい扉を力任せに開けば、強烈な寒気と強い風。
「到、着…」
「久しぶりに全力失踪したぁ…」
扉を開くとそこは屋上で、寒くてしょうがないけど開放的なそこに、四人揃って駆け込んだ。
屋上に出た瞬間、俺と悠哉はそのまま床に座り込んでしまったけれどね。
夕陽は朝陽に担がれてたし、朝陽は息ひとつ乱してない。
……化け物め。
最初のコメントを投稿しよう!