青春

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「うわぁ……」 弁当を覗きこんだ瞬間、悠哉から溢れたのはなんとも言い難い感じの声。 いやこれはしょうがない、ホントしょうがない。 それになんて言うかこう、うん。 思ったほどじゃなかった。 散らばってはいるけれど、それほどぐちゃぐちゃでは…… ……嘘です、グチャグチャでした。 なんなら今、今日最悪の気分です。 卵焼きは砕けて唐揚げと合体し、ご飯はとにかく端に寄り、挙句プチトマトが割れて他のおかずと混ざりあってる。 きっと、こういうのを混沌としてるって言うんだろうな。
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