青春

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なんて頭の中でごちゃごちゃやっていると、ふわふわしたオーラを纏い眠たそーに微笑む男子が、俺の横に体育座りで腰を下ろした。 こいつの名前は東雲(シノノメ) 悠哉(ユウヤ)。 俺と、あと二人の仲間といつも一緒に遊んだりする友達だ。 「確かに極楽だねぇ、あったかいや」 その眠たげな笑みを浮かべた悠哉から、これまた眠たげな声で発せられた言葉に、俺は小さく欠伸をして返す。 「そうだな、ここは天国だ」 とは言うが、実はここ結構暑い。 まあストーブのすぐ目の前なのだから、当然と言えば当然か。 しかし極楽から灼熱地獄に変わるのもそろそろ時間の問題だしなぁ……。 どうしようか、なんて考えてると、ちょうどよく乱入者が現れた。 さっき言った残り二人の片割れだ。
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