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「二人共ー!一緒にお昼食べよー!」
「ぐぇっ!」
教室に入ってきて早々俺に抱きつき……もといタックルをかまして俺を転倒させ、蛙のような呻き声を上げさせたのは、小さい男子。
こいつの名前は大小内夕陽。
さっき言った通り、残り二人の片割れだ。
特徴は……腰まで伸びた長くて艶のあるきれいな黒髪と、美少女としか言い様のない顔立ちだな。
その黒髪の美しさから密かに、『とりまの濡れガラス』とよばれたりしている。
まあ男なんだけどね。
因みに夕陽のクラスは2年のC組で、俺と悠哉はA組。
そして俺ら四人のうちの最後の一人で夕陽の双子の兄貴、朝陽のクラスはD組だ。
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