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「頑張ってね、アリス姉」
私がギルドの人たちの声援がうるさいなぁと感じているとバン君が話しかけてきた
「お前は本当にアリスのことをよく観察してるよな。悪いないつも息子の世話してもらって」
私に話しかけてきたこの人はバン君の父親のヘイズさんで前に一緒にクエストに行ったことがありました
「だってよこのギルドじゃ俺と同じ属性使うのアリス姉しかいないじゃん」
今の話で分かったと思いますがバン君は天属性の魔法をつかいます。それで私がヘイズさんとのクエストから帰ってきてから魔法を教えてくれって頼まれたので時々教えています
「そうだな。俺は嵐属性だから本質は似ているがやはり違うからな。それより今回ばかりはお前も気をつけろよ」
「そんな気を付けなくてもアリス姉は負けねぇよ」
いつのまにかちょっとした親子喧嘩が始まってました
「2人とも、アリスちゃんの見送りするってのに喧嘩なんかしてんじゃないよ」
親子喧嘩を止めたのはヘイズさんの妻でバン君のお母さんであるルカさんだ。ルカさんは魔法は使えないのでギルドの受付をやってます
「すみません、呼ばれているみたいなんで私もミィさんたちのところに行きます」
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