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「すーずかちゃん」
誰かが鈴華の名前をよんだ。
声がした方を見ると、
明るい髪をした男の子がいる。
―あの顔どっかで……
…あっ、さっきのショウさんとやらの隣にいた男の子だ。
鈴華と知り合いなんだろうか。
「えっ、ごめんなさいどなたですか?」
―鈴華も知らないのか。
「ごめんごめん、名前言ってなかったか。でも俺一応雑誌のモデルとかやってたりするんだけど…知らない?」
「もしかして……ハルくん?」
「そーそー。知っててくれたんだ。本当の名前は陽斗(はると)って言うんだけどね。」
どうりできれいな顔してると思った。鈴華が好きそうな人懐っこい顔をしている。
「で、どうしたんですか?」
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