第1章

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「すーずかちゃん」 誰かが鈴華の名前をよんだ。 声がした方を見ると、 明るい髪をした男の子がいる。 ―あの顔どっかで…… …あっ、さっきのショウさんとやらの隣にいた男の子だ。 鈴華と知り合いなんだろうか。 「えっ、ごめんなさいどなたですか?」 ―鈴華も知らないのか。 「ごめんごめん、名前言ってなかったか。でも俺一応雑誌のモデルとかやってたりするんだけど…知らない?」 「もしかして……ハルくん?」 「そーそー。知っててくれたんだ。本当の名前は陽斗(はると)って言うんだけどね。」 どうりできれいな顔してると思った。鈴華が好きそうな人懐っこい顔をしている。 「で、どうしたんですか?」
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