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体温計の目盛りが42℃までしかない理由
体温計の目盛りをみると、かならず42℃までしか描かれていない。
これは42℃を越えると、人間は生きることができないからだ。
42℃までいかなくても、直腸温が39℃以上になると、脳の活動は正常に働かなくなるといわれる。
さらに上昇すれば、意識障害が起こり、この状態がつづけばやがて死んでしまう。
42℃という温度は、タンパク質が固まってしまう温度である。
体温が42℃になると、筋肉や血液、さらには骨まで固まってしまい、いったん固まった組織は二度ともとにもどれない。
これでは当然、生きていることなど不可能で、そのため体温計の目盛りは42℃までしかないのである。
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