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クジラの先祖はラクダだった！

クジラがそのむかし、陸上に住んでいたことは、アフリカ北部で発掘された六○○○万年前のムカシクジラの化石が証明している。
このクジラには、ちゃんと後ろ足がついていたからだ。
では、陸上でのクジラの仲間はいったいどんな動物だったのだろうか。
このクジラのルーツをＤＮＡのデータからたどっていくと、なんと砂漠を歩くラクダの祖先にたどりつく。
いまから六五○○万年前、ウシやラクダ、キリンなどの偶蹄類と、ウマなどの奇蹄類が分化したといわれているが、クジラの祖先は、このうちの偶蹄類にあたるというのである。
ラクダとクジラ……、どちらも温厚そうなところはよく似ているが、それにしても進化とは摩訶不思議。