Neurose

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カインのしなやかな指が縦に擦るように優しく撫でる。 その度にぴちゃぴちゃと水音が部屋に響き、恥ずかしさに顔を覆う。 「はぁっん…ぁあっ…」 口から勝手に甘い声が溢れて口を抑える。 でもすぐにカインの唇が手の甲に口づけ、口を抑える手を掴まれる。 「もっと…声を聞かせろ…。」 「でもっ…ゃあっ…っ…」 カインの指に激しく花弁を擦り上げられ、勝手に声が出る。 「ほら…もっと、気持ちよくしてやるよ。」 「っぁん、ぁあん!ダメっ…ゃあっ…」 カインの指が一瞬止まり、ずぶりと奥に挿し込まれる!! 「んぁっ!!」 ゆっくり挿し込まれても痛みが走る。 カインの腕をぎゅっと握り締め、首を振る。 「まだ…痛いか?」 カインが挿し込んだ指を引き抜く。 「なら…、これならどうだ?」 カインが触れた瞬間身体が跳ねた。 電気が走ったような強烈な刺激に脚がガクガク震える。 「いやっ、いやっ!怖いっ!」 カインの腕を掴み首を振る。 私の腕を振りほどき、カインが私の脚の間に顔を埋める。 「か、カインっ!いやっ!!」 水音を響かせて私の花弁を舐め上げる。 柔らかいカインの舌が蠢き、刺激は更に強くなる。 敏感な突起を舌で舐め上げ、また指がゆっくり花弁を押し広げて挿入される。 「んっぁああっ!!」 「入ったぞ…」 その指をゆっくり出し入れするカイン。 涙を滲ませてカインの愛撫を受けとめる。 段々と早まるカインの指に翻弄され、込み上げてくる快感に怯えた。 「カインっ…もうやめてっ!ダメっ…怖いっ!!!」 「大丈夫だ、キョウカ。我慢するな…ほら…。」 カインの指の速度が増し、シーツに指を食い込ませて襲いくる快感に身を任せた。 「いやぁああーっ!!!」 脚をガクガク震えさせ、私は絶頂に達した。 カインが震える私の唇にキスをして髪の毛を撫でた。 「キョウカ…」 掠れた声で囁かれカインにしがみつく。 カインの指は相変わらず私の中で蠢き、何度も快感が襲いくる。 「そろそろ、俺が我慢できない。キョウカ…挿れるぞ。」 カインのそそり立つソレに怯えた。 「む、無理っ…そんなの…入らないっ!」 カインはニヤリと笑い、私の花弁にソレを擦りつける。 「やっ、…ぁあっ…カイン…」 どうしようもない位、身体はカインを求めている。 だけど…怖い! 「もう…やめてやれない。」 「っ!」
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